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価値感
Les Valeurs
de Pichon Comtesse
全ての文明は、それぞれが大きく異なっていても、必ず“正しさ”の独自の定義をもつという共通点があります。これらの道義的な指針は、文明の基本です。それらが発語を促し、行動を導き、人間の進むべき道を照らすのです。
ピション・コンテスでは、技能の継承、遺産としての環境の保全、プラス・ド・ボルドーとの長期的な絆、の3つの指針を特に重視しています
分かち合い
“技能を継承し
永遠のスタイルを”
人間は、テロワールの不可欠な要素の一つです。人間がいなければ、ワインは生まれません。ピション・コンテスだけの味わいを求めて、連日、畑とシェで、大勢のスタッフが様々な作業に従事しています。
それらは、絶えず洗練される技能を継承し、ゆっくりと実践してきた成果です。
シャトーの長期的な発展のためには、快適な作業環境の整備、健康への配慮、日々の交流の育成など、人間的な側面も重視しなければなりません。
ステファン・ダングラッド
ウノローグ QHSE責任者
敬意
“託された遺産を守るために
環境への影響を減らす”
ピション・コンテスの区画再整備を進める中で、2010年から、テロワールの魅力を最大限に引き出すと同時に、環境への影響を減らしたかったからです。
これに続いて、畑周囲の生物多様性のための植栽、土着種の木を用いた垣根やミツバチの巣の設置なども進めてきました。今日、これらのアプローチは、最高の環境認証(HVE4)によって認められており、実践する生産者が増えています。2021年、ドメーヌ全体で有機栽培への転換に着手しました。
フランソワ・タリス
栽培責任者
コミットメント
“私たちのワインを
世界中のテーブルへ”
3世紀も前から、プラス・ド・ボルドーは、ワインの3業種“生産者、クルチエ、ネゴシアン”による、高効率の販売システムにより、高級ワイン業界の羨望の的です。今日のグランクリュの名声は、プリムール試飲会を頂点とした、この販売システムに支えられていると言っても過言ではありません。
全員が、それぞれの役割を見事にこなしています。このパートナーシップを享受するためには、対話、共有、高品質などの、不変の原則に従わなければなりません。現在ピション・コンテスは、その高い品質に加え、優秀な人材が集うプラス・ド・ボルドーのおかげで、世界80カ国以上で注目を浴びています。
フロラン・ゲンティ
コマーシャルディレクター
技術