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Château Pichon Longueville Comtesse De Lalande

02
栽培地

Le Territoire
de Pichon Comtesse

ピション・コンテスの栽培地

文明の発祥地、全ての源、“我々の父祖の地”…
人間の生活様式は、その地理的領域と深く結びついています。

ボルドー市の北、大西洋とジロンド川の間に挟まれた位置に、メドックはあります。粘土質の上に小石・砂利が広がる複数の小丘からなり、痩せた土壌の傑出した栽培地です。第四紀に海水が徐々に引いて生まれた土地なのですが、軽くて排水の良い土質と温暖なミクロクリマという、ぶどうに完璧な生育条件が揃い、比類のないテロワールを構成しています。
ピション・コンテスの畑とテロワールの紹介

ピション・コンテスの畑とテロワールの紹介

大河
とぶどう

ポイヤックがワイン界の至宝と称されるのは、たぐい稀なテロワールだからです。

 

同アペラシオンの南端、“大河”のすぐ近くという恵まれた環境に、ピション・コンテスの102ヘクタールの畑があります。100以上の区画に整備され、メドックの品種の王とされるカベルネ・ソーヴィニヨンを中心に、ボルドー栽培地でシンボル的なメルロ、更にカベルネ・フランとプティ・ヴェルドも栽培しています。

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品種

  • Cabernet Sauvignon
  • Merlot
  • Cabernet Franc
  • Petit Verdot

カベルネ・ソーヴィニヨン

 

丘の頂や斜面の上に広がる砂礫質の畑で、その良さを最大限に発揮します。

 

葉の辺縁に切り込みが入り、ぶどう樹の大きさは平均的から小さめ、果房もコンパクトにまとまっています。

果粒は紫がかった濃い色調で、熟すに従って青色に変化します。収穫は、全品種の中で常に最後に行われます。

 

タンニンが緻密でシルキー、繊細であるにもかかわらず、骨格のしっかりした色の濃いワインを生み出します。ポイヤックのテロワールを見事に表現してくれる品種です。

メルロ

 

ボルドーに多い、下層が粘土質で表土が砂・砂礫質の土壌は、冷たく湿っており、メルロに最適です。

 

果房の上方が”とんがって”いて、両脇に2つの小さい肩が張っています。

 

この他、葉が大きく、深みのある濃い緑色であることからも区別できます。気品があり官能的、バランスのとれたワインとなり、長期熟成させると、複雑性も加わります。

カベルネ・フラン

 

粘度が多めに含まれる薄い砂礫質で、日当たりの良い畑、特に斜面の中ほどにある畑を好みます。

 

乾いた土地には適応できす、定期的に水分を必要とします。葉の色は黄色味を帯びた薄めのグリーンで、縁には深めの切込みが入っています。

 

タンニンはそれほど強くはなく、涼やかでフローラルな上品な香りをもたらします。

プティ・ヴェルド

 

カビや虫の害を受けやすい品種で、砂利の斜面下部に広がる砂・砂礫質の土壌に適しています。

 

葉ははっきりした淡い緑色で、あまり切り込みがありません。葉が小さく、すき間から太めの小枝が見えます。

 

スパイスや花を思わせる複雑で個性的な香りと、凝縮感に富むタンニンや濃い色をもたらすので、少量でも、アッサンブラージュに大きく影響します。

2017年4月、ボルドー栽培地の多くで気温が零下を記録し、遅霜で大きな被害を受けたのですが、大河に近い畑は、その被害を免れることができました。またしても、ジロンド川がぶどう樹を守ってくれたのです。

 

フランソワ・タリス
栽培責任者

建築

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