エスキーヴからの澱引き
ワインを清澄する。
エスキーヴ(樽の平面に開けられた小穴)からの澱引きは、1世紀も前から行われてきた方法で、経験やコツを必要とします。
清澄とは、液に混じって浮遊していたり、木樽の側面に溜まっている澱を、ワインから取り除くために行う作業で、ワインの育成期間中に数回繰り返されます。
暗い樽育成庫の中、樽を傾けてワインを忍耐強く少しづつ流しながら、ロウソクの灯りに透かして、澄んでいることを確認します。
濁り始めたら、そこで終えます。こうして得られた澄んだワインは、清潔な別の樽に移されて、また育成を続けることになります。
“エスキーヴからの澱引きにより、伝統的な働き方が継承されるとともに、ワイン育成の精度が増します”
“エスキーヴからの澱引きにより、伝統的な働き方が継承されるとともに、ワイン育成の精度が増します”